江戸時代後期を舞台に、神秘の島でのサバイバルや未知とのバトルを描いた漫画『地獄楽』。画眉丸を含めた死罪人と打ち首執行人が謎の島に上陸する本作では、彼ら以外にも天仙や石隠れ衆など猛者が勢揃いしています。
そこで今回は、死闘を繰り広げる登場人物たちの強さランキングTOP15をご紹介。最強キャラは誰なのか、ぜひチェックしてみてください!
【結論】「地獄楽」強さランキングTOP15はこれだ!
1位: 蓮
2位: 画眉丸
3位: 山田浅ェ門殊現
4位: 亜左弔兵衛
5位: 山田浅ェ門十禾
6位: 蘭
7位: シジャ
8位: 山田浅ェ門士遠
9位: 牡丹
10位:菊花
11位:桃花
12位:民谷巌鉄斎
13位:山田浅ェ門佐切
14位:朱槿
15位:山田浅ェ門桐馬
やはり驚異的な能力で人間の範囲を大きく逸脱した、天仙が上位に食い込む結果に。作中最強キャラは、天仙のリーダーである蓮になりました。1対1で普通の人間が天仙に勝利するのは、やはり相当難しいでしょう。
しかし最終的に人間をやめた死罪人の画眉丸と亜左弔兵衛、類まれな能力を持つ山田浅ェ門殊現と十禾の4人も上位にランクインしました!
ランキングの基準
- 単体での戦闘力
- 共闘時の貢献度
- 適応能力
強さランキングの選定基準にしたのは、主にこの3つです。
やはり重要なのは単体での戦闘能力で、共闘も多い作品なので共闘時の貢献度も加味しています。神秘の島で未知の存在と戦うストーリーから、適応能力も重要な要素と判断しました。
また天仙・桂花(グイファ)は、ランキングからは外しています。実際に戦えばランクインするくらい強いのでしょうが、戦いを好まず具体的な戦闘描写がないため除外しました。
タオの相性で勝敗はじゃんけんのように変化してしまうため、相性は踏まえずに純粋な強さと能力でランク付けしています!
第1位:蓮(リエン)
所属 | 天仙 |
氣(タオ)の属性 | 土 |
声優 | 諏訪部順一・甲斐田裕子 |
注目の1位は、天仙のリーダー格である蓮です。
「普賢上帝」の異名で呼ばれる人物で、天仙同士で言い争いもする他の天仙たちも従っていました。
蓮の強さポイント
天仙たちを上回る強さを持ち、画眉丸や佐切、殊現たちが猛攻撃を続けても圧倒していた蓮。最後は夫である徐福を斬らなかった画眉丸からその理由を聞き、自身の消滅を選びました。
精神的な理由からラストは自ら消滅したものの、純粋な戦闘能力では間違いなくNo.1でしょう!
第2位:画眉丸
担当打ち首執行人 | 山田浅ェ門佐切 |
氣(タオ)の属性 | 火 |
声優 | 小林千晃 |
第2位は、主人公である画眉丸です。
「がらんの画眉丸」として恐れられてきた石隠れ衆最強の忍ですが、妻の結と里を抜けようとしたところで死罪人になりました。
血も涙もないがらんどうでしたが、結の影響で人の心を獲得した人物です。
画眉丸の強さポイント
他の死罪人と比べても当初から別格の強さを持ち、タオを習得する前でも天仙の1人である朱槿を忍術で追い詰めるほどの実力者。
タオ習得後も亜左弔兵衛や蘭、シジャとの死闘を経て、益々強くなっていきました。再生能力を身につけていることもあり、蓮以外の天仙を超えた2位にランクインです!
第3位:山田浅ェ門殊現
担当罪人 | 追加組 |
氣(タオ)の属性 | 水 |
声優 | 鈴木崚汰 |
第3位は、試一刀流二位の山田浅ェ門殊現です。
仲間には思慮深く優しいものの、親を殺されているため罪人には残酷な人物。賊の業を受け継ぐと判断すれば、赤子でも処刑する一面があります。
上陸組ではなかった彼ですが、追加組として島に上陸しました。
殊現の強さポイント
殊現の最大の強さは、パワーアップさせるコピー能力です。仲間から知識や技術を学び、再現するだけでなく本人以上に使い熟します。また、タオの属性を変える芸当も披露していました。
上陸した直後から、下級道士を難なく倒していた彼。本気を出す前ではありましたが、蓮と1人で渡り合ってみせたので3位にランクインです!
第4位:亜左弔兵衛
担当打ち首執行人 | 山田浅ェ門桐馬 |
氣(タオ)の属性 | 金 |
声優 | 木村良平 |
第4位は、大盗賊団を率い「賊王」の異名を持つ死罪人・亜左弔兵衛です。
元々は武家出身だった彼。しかし藩の改易や母の病死、父の処刑などが続き、路上生活の後に盗賊になりました。攻撃的な性格ですが、唯一の家族である弟・桐馬は本気で大切にしています。
亜左弔兵衛の強さポイント
弔兵衛の強さポイントは、なんといっても状況の変化に適応し続ける能力でしょう。生きるため倒した竈神の血を飲み、謎の存在である天仙に従う振りをして取り入るサバイバル能力は驚異的です。
また彼も画眉丸のように花化しており、人並外れた再生能力を持ちます。民谷巌鉄斎や付知、桐馬との共闘で桃花と菊花を倒しているため、純粋な戦闘能力も作中トップクラスです!
第5位:山田浅ェ門十禾
担当罪人 | 法流坊 |
氣(タオ)の属性 | 土 |
声優 | 未発表 |
第4位は、試一刀流三位の山田浅ェ門十禾です。元々法流坊の担当で島に上陸していましたが、担当罪人が亜左弔兵衛に殺されたため1度帰還。その後追加組と共に、再び島に送られました。
遊ぶ金のために自身の刀を質屋に入れ、打ち首執行の際には竹で出来た刀「竹光」を使うほど不真面目な遊び人。しかし殊現も認める実力者です。
十禾の強さポイント
始終飄々としている十禾ですが、彼は天才的なセンスの持ち主です。「物の原理を視る力」を持っており、物のどこにどう作用したらどうなるのかがすべてわかるとのこと。他の人物では手に負えない怪物を、一刀両断する強さがあります。
本気を出せば更に強い可能性も高いですが、勝機が見えないと諦めて戦わないこと、基本的にやる気がないことを加味して、5位としました!
第6位:蘭(ラン)
所属 | 天仙 |
氣(タオ)の属性 | 水 |
声優 | 諏訪部順一・甲斐田裕子 |
第6位は、天仙であり「准胝帝君」の神名を持つ蘭です。
体操で不死を目指す「導引」を研究している人物。無機物を操れ、城内の配置を変えることで画眉丸たちを翻弄しました。
蘭の強さポイント
再生能力を持つ天仙は、基本的に防御をしません。しかし蘭はタオを筋繊維のように細く束ね、鎧のようにして画眉丸や杠の攻撃を防いでいました。
頑丈さと体術で、鬼戸解をしても自我を保ち戦い続けた彼。その修行熱心な性格や厄介な能力、そして画眉丸を苦戦させていたことを踏まえて6位としました!
第7位:シジャ
所属 | 石隠れ衆忍 |
氣(タオ)の属性 | 水 |
声優 | 未発表 |
第7位は、画眉丸がいなくなった石隠れで1番の忍であるシジャです。
画眉丸を殺すよう命令を受け、シジャは追加上陸組と共に島にやってきます。しかし画眉丸への歪んだ深い愛情から、冷酷な画眉丸を復活させ連れ戻そうと画策していました。
シジャの強さポイント
画眉丸と共に石隠れ衆の忍として育ったシジャは、画眉丸よりも多くの忍術を扱うことができます。花化が進んで本来の力が発揮できない状態とはいえ、画眉丸から天仙よりも厄介な奴だと評価されていました。
死罪人では別格の強さを持っていた画眉丸の後任でもあるため、多くのキャラクターを超えた上位にランクインです!
第8位:山田浅ェ門士遠
担当罪人 | あか絹 |
氣(タオ)の属性 | 木 |
声優 | 小林親弘 |
第8位は、試一刀流四位の山田浅ェ門士遠です。
生まれつき盲目ですが、この世の物が持つ固有の波を知覚することで、人や物の姿形を捉えています。真面目で面倒見がいい性格をしており、弟子からも慕われていました!
士遠の強さポイント
士遠は、冷静に状況を分析し対処する判断力と優れた剣技を持っています。また生まれつき盲目であるため、最初からタオを知覚できていました。
作中では牡丹を倒し、朱槿との戦いでは瀕死になりながらも追い詰めています。朱槿との戦いの結果はほぼ相討ちで、朱槿のタオと相克でないことを考えると、純粋な戦闘力ではほほんどの天仙を超えていると言えるでしょう!
第9位:牡丹(ムーダン)
所属 | 天仙 |
氣(タオ)の属性 | 土 |
声優 | 諏訪部順一・甲斐田裕子 |
第9位は、天仙であり「不空就君」の神名で呼ばれる牡丹です。
ツボや内臓のタオで不死を目指し、「周天」を研究しています。研究熱心で弔兵衛と桐馬が落ちた、人を丹にする穴も牡丹が作りました。
牡丹の強さポイント
最初に倒された天仙ですが、佐切、杠、仙太との戦いでは3人を圧倒しました。仙太に至っては、この戦いで死亡しています。
合流した士遠とヌルガイを含めた連携により最後は倒されますが、鬼戸解後のビームのような攻撃と掠るだけで花化する触手は間違いなく脅威。天仙のなかでは、平均的な強さでしょう。
第10位:菊花(ジュファ)
所属 | 天仙 |
氣(タオ)の属性 | 火 |
声優 | 諏訪部順一・甲斐田裕子 |
第10位は、天仙であり「ア閦大帝」の神名で呼ばれる菊花です。
性交で不死を目指し、「房中術」を研究しています。桃花とペアであるため、桃花を守ることを最優先にしていました。
気性や振る舞いは荒いですが、研究に木人を犠牲にしている事実を憂いています。
菊花の強さポイント
タオを習得する前の亜左弔兵衛、桐馬との戦いでは、人間とは違う天仙の圧倒的な強さを見せました。
また桃花と合体し、同時に2つの丹田を破壊する必要がある鬼戸解も脅威。弔兵衛や桐馬、民谷巌鉄斎、付知たち4人を苦戦させています!
第11位:桃花(タオファ)
所属 | 天仙 |
氣(タオ)の属性 | 木 |
声優 | 諏訪部順一・甲斐田裕子 |
第11位は、天仙であり「ラトナ大聖」の神名で呼ばれる桃花です。
菊花と共に、「房中術」を研究しています。明るく振舞っていますが、本心では生き物を犠牲にしていることを深く憂いていました。そして心を壊してしまい、外から生き物を誘き寄せる策を発案した天仙です。
桃花の強さポイント
民谷巌鉄斎、付知との戦いで、身軽に2人の攻撃をかわしながら体術とタオを飛ばした攻撃で戦いました。
2人を追い詰めますが、丹にするため殺さずに戦っている間に、タオを知覚し始めた2人に逆に追い詰められることに。菊花と共に鬼戸解しますが、最後は倒されてしまいます。
タオを知覚できれば、修行した人間でも十分対応できるレベルと考え11位としました!
第12位:民谷巌鉄斎
担当打ち首執行人 | 山田浅ェ門付知 |
氣(タオ)の属性 | 火 |
声優 | 稲田徹 |
第12位は、死罪人・民谷巌鉄斎です。
「八州無双」「剣龍」の異名で知られる剣豪で、伝説となり後世に名を残すことを目的としていました。藩主の軽口に怒り、屋敷ご自慢の門を両断したため死罪になっています。豪快で大雑把な性格です。
民谷巌鉄斎の強さポイント
大雑把な性格ではあるものの、虫に刺された左手を即座に斬り落とすなど、危機察知能力と思い切りのよさに優れた人物。
桃花との戦いでは、片方の目を抉るというとんでもない手段でタオを知覚し反撃。トップクラスの強さを持つ猛者たちには一歩劣るものの、天仙とも渡りあう実力者です!
第13位:山田浅ェ門佐切
担当罪人 | 画眉丸 |
氣(タオ)の属性 | 木 |
声優 | 花守ゆみり |
第13位は、試一刀流十二位の山田浅ェ門佐切です。
山田浅ェ門現当主の娘ですが、女性ながら打ち首執行人の道を選んだ武芸人。優れた剣技を持ちながらも、殺すことに迷いや恐怖を抱え悩んでいました。
画眉丸の担当であり、共に戦い共に成長する相棒のような存在になっています。
佐切の強さポイント
迷いを抱える自身の弱さに苦しんでいましたが、それらを受け入れたことで中道の心を会得し、天仙とも戦えるようになりました。
1人で天仙を倒した描写はない彼女。しかし画眉丸や仲間と支え合い、牡丹や蓮との戦いでも活躍しました。元々山田浅ェ門でもトップクラスであった剣技も相まって、13位にランクインです!
第14位:朱槿(ヂュジン)
所属 | 天仙 |
氣(タオ)の属性 | 水 |
声優 | 諏訪部順一・甲斐田裕子 |
第14位は、天仙であり「如イ元君」の神名で呼ばれる朱槿です。
呼吸法で不死を目指し、「胎息」を研究しています。最初に登場した天仙で、士遠やヌルガイにとっては典坐を殺した憎い仇でもありました。
朱槿の強さポイント
典坐を殺したこと、最初の士遠たちは逃げるしかなかったことを考えると、人間と比べて強いことは間違いないでしょう。
しかし、その後はまだタオを覚醒させていない画眉丸や、相克でもない士遠に追い詰められていました。特に士遠には相討ちとはいえ殺されるところまで追い詰められたので、他の天仙やタオが知覚できる人間には及ばないと思われます。
「人間神獣盤古」と融合し再度脅威になったものの、戦闘シーンから14位としました。
第15位:山田浅ェ門桐馬(亜左桐馬)
担当罪人 | 亜左弔兵衛 |
氣(タオ)の属性 | 土 |
声優 | 小野賢章 |
第15位は、亜左弔兵衛の担当であった山田浅ェ門桐馬です。
位は持っていませんが、山田浅ェ門に入門して1ヵ月で代行免許を与えられる天才です。しかしその正体は、兄を助けるため山田家に潜入した亜左弔兵衛の弟でした。
兄を心酔しており、巷では「亜左兄弟」として恐れられています。
桐馬の強さポイント
剣の才能はあるものの、当初は付け焼刃だと指摘されていた彼。今までの戦いは兄に頼りきりだったことを巌鉄斎に指摘され、巌鉄斎に教えを請うことで精神的にも技術的にも成長しました。
その強さは1人で天仙と戦えるほどではないものの、そばで守っていなくても大丈夫だと亜左弔兵衛が思えるまでになっています!
【地獄楽】強さランキングは天仙・死罪人・山田浅ェ門が入り乱れる!
強さランキング1位は天仙である蓮でしたが、2位に死罪人である画眉丸、3位は山田浅ェ門である殊現でした。それぞれが島での戦いで成長し、ランキングは色々な立場の人間が入り乱れる結果に。
猛者同士の熾烈な戦いに興味がある方は、ぜひ作品をチェックしてみてください!